TEL: 03-4363-4441



失敗しないムートンシーツ選びを助ける ムートンシーツ研究室

失敗しないムートンシーツ選びはこちら

ムートンシーツは羊の毛皮で出来たシーツで、マットレスや布団の上に敷く寝具です。 もともとムートンシーツは非常に高価なものがほとんどで、高級品のイメージがあります。 もちろんそれを裏付けるだけの品質・希少性・機能があります。 しかし、ムートンはラグ・アパレルなどにも使われており手の届く金額のものがあります。 また昨今のムートンシーツも安価なものが販売され、金額に非常に隔たりが出て来ました。 この金額の差に疑問を持つ方も多く、お問い合わせを頂くことが増えてきたのです。

オーストラリアのビクトリア地区のオーストラリアンメリノ種の羊
この種類の羊の毛は他の品種と比べて毛の密度が高く、更にクリンプと呼ばれるコイル状の毛質を持っています。これらの要素は敷寝具にとって非常に重要な働きを持っています。このオーストラリアンメリノ種の羊はこの地方でしか手に入らない希少種なのです。

生後4~5ヶ月以内の一度も毛を刈っていない子羊(アンショーンラム)
毛は一度刈ってしまうと、毛先が断面になってしまい、触り心地が固くなります。 また、時間が経てば、日焼けが起きたり毛並みが不揃いになったり、毛立ちが悪く なったりします。その為、この期間に育った毛刈りをしていない仔羊の毛皮が最も品質が高く、この時期のもののみを使用します。

ムートンシーツは安価なものがあると言っても他の寝具と比べてやはり高価な寝具と言えます。 我々は、高いムートンシーツを買って頂きたいのではなく、お客様に合った寝具で快眠を手にして頂きたいのです。 そのため、ムートンシーツの持つ特性が睡眠に対してどの様に効果があるのかをお伝えし、そのうえで、 高品質のムートンシーツが安価なものに比べて眠りの質が変わるのか、という観点でご説明致します。

眠りに必要な特性 その1 吸湿発散性
人間は寝ている時に多くの寝汗をかきます。そのため、寝汗を吸ってくれない素材で寝ているとムレてきて寝苦しくなってしまいます。 また、汗を吸っても発散しない素材は時間が経つと吸った寝汗が冷えてきて途中で目が覚めたり冷え性になり易くなります。 羊毛には寝汗を吸って熱に変えて発散する能力が備わっているので、睡眠中ずっとホカホカした暖かさが持続します。 寝苦しさや寒さに悩まされずにすむ素材なのです。 同様の効果を持つ敷寝具としてウールパッドがあります。当店はウールパッドの品揃えは日本一を自負しています。 ウールパッドも羊毛の特性を活かしてマットレスや布団に無い吸湿発散性を加える優れた敷寝具です。 ムートンシーツは毛皮のまま加工されているため、このウールの特性を最も効果的に発揮します。 高品質のムートンシーツになるほど毛の密度が多く、この吸湿発散性がより優れていることになります。

眠りに必要な特性 その2 保温性
冬に使用する寝具の中でも羽毛や羊毛は非常に保温性に優れています。元々の素材の性能に加えてこれらの素材の保温性能が高い理由は、 素材の隙間にたくさんの空気の層があるからです。素材だけでなく隙間の空気が一度暖められると冷めにくいため、暖かさが持続するのです。 ムートンシーツの場合、毛の密度が多く身体を横たえても毛立ちがつぶれにくい事、クリンプと呼ばれる縮れがあることで空気が溜まり易いのがポイントです。

商品一覧